検索順位が人によって異なるというのは、ご存知でしょうか?特にスマートフォンでインターネット検索をよくされる方は実感として何となく感じている方も多いと思います。検索順位が人によって異なるのは3つの理由があります。
GoogleやYahoo!の検索には「パーソナライズ検索」という機能があり、ユーザーの興味や関心があることに合わせて検索結果をカスタマイズしてくれます。
あるHPによくアクセスしていたり、ある特定のキーワードで検索していたりすると、その検索内容を覚えていて、その傾向からユーザーが選びそうなページを上位に表示してくれるのです。
Googleは今年の4月からモバイル検索ではモバイル対応しているページがモバイルの検索順位では上位に来るようにアップデートを行った、と発表しました(詳しくはこちら→)。
Yahoo!は、5月にスマホ版ページがリニューアルしました(詳しくはこちら→)。もちろんパソコンとモバイルとでは検索順位は異なっています。
パソコンを使う人とモバイルを使う人がほしいと思う情報の傾向は異なるため、どちらの検索エンジンもそれぞれに適した検索結果を表示させようとしています。
さらにモバイルの検索順位の場合には、現在地によっても検索順位が異なってきます。例えば「カフェ」と検索しても神戸にいる時と東京にいる時ではまったく検索結果が違うのです。これはスマホのGPSやWi-Fiの電波から、現在どの位置にいるのかを特定して検索結果を出し分けています。
最近では検索をする時に「近くの○○」と検索するユーザーが増えている、という調査結果が出ています。このように検索すると、より現在地に適した検索結果を表示してくれます。特に最近では文字を打たずに音声検索をする人が増えているため、こういった検索の仕方が増えているのでしょう。
これまでのSEOは、特定のキーワードによる検索順位をとにかく一つでも上げていくことが求められてきました。しかし人によってこれだけ検索結果に違いが出てくると従来の方法でSEOを行うことは難しくなってきます。
なぜなら、これまでは特定のキーワードで1位になれば、そのキーワードで検索する全ての人に一番目に見てもらえましたが、現在は特定のキーワードが1位になったとしても、それがどれだけの人にとっての1位なのか正確な数値がわからないからです。
人によって検索結果が異なるのは、検索エンジンが、いかにそのユーザーが求めている情報を検索結果に表示させるのかを考え、日々アップデートを重ねているからです。
つまり、より多くのユーザーに上位に表示してもらえるホームページにするためには、いかにユーザーがほしいと思える情報を提供できるかが重要です。これはむしろホームページの本質ともいえます。こちらが発信したい情報を発信するのではなく、ユーザー目線で情報を発信していくことが大事なのです。
当たり前のようですが、大事なことです。ひと目でほしい情報がどこにあるのかわかるか、ページの行き来や購入やお問い合わせフォームが迷わず操作できるか、など使う立場になって考えてみましょう。
またこれからの時代、ホームページのモバイル対応は必須です。モバイルからでも使いやすいホームページになっているかも、併せて確認しましょう。
こちらも当たり前なことですが、簡単ではないことです。最後にいつ更新したかわからないようなホームページや、古い情報が載ってしまっているページは、それだけでユーザーの信頼を失います。ホームページは一度作って終わりではなく、見にくるユーザーにベストな情報発信ができているのかを、定期的に確認する必要があります。
ユーザーは知りたいことがあるから、検索エンジンで検索しているのです。何気ない疑問であったり、商品の詳細な説明であったり、問題の解決法であったり、自分のホームページに訪れるユーザーがどういった情報を求めて訪れているのかを常に把握し、そういった情報を正確に発信していくことを心掛けていきましょう。
これからの時代は、あるキーワードの検索順位が、どれほどの人にとって影響があるのかは、徐々にわからなくなりつつあります。しかしだからといって、これからのSEO対策を行っていくにあたって特別に新しく行わければいけないようなことはありません。当たり前なことを継続して行うことが大切なのです。
特定のキーワードの検索順位に拘るのではなく、それはあくまでもSEOの指標の1つと考え、もっとホームページの中身に意識を向けるようにすると、自然と検索の順位に良い影響があるはずです。
神戸のホームページ制作会社ユーシステムでは、その会社にあった最適なSEO対策をご提案できます。ぜひ一度ご相談ください。
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