Evernoteのサービスが開始してか、もうすぐで8年目になります。利用ユーザーは増え続ける一方で、1億人もすでに突破しているようです。クラウドサービスの中でもメジャーと呼べるようになり、最近ではEvernoteと連携ができるクラウドサービスも多くあります。今回はそんな中でもEvernoteがもっと活用できるような連携サービスを4つほど紹介したいと思います
こちらはEvernoteとの連携にのみ特化したクラウドサービスで、Evernoteの指定したノートブック内のノートをカード化して並べることができるサービスです。ただそれだけのサービスですが、例えばタグを使って状態やフェーズ管理している場合には、とても役に立ちます。
例えば「1.計画」「2.実行」「3.評価」「4.改善」、「Plan」「Do」「Check」「Act」のようなフェーズを意味するタグを作成しておき、一つのプロジェクトごとのノートにその時のプロジェクトのフェーズのタグを貼り替えていくことでPDCA管理をするという方法です。
Evernote単体でもそれぞれのタグをクリックで検索することはできますが、Kanbanoteなら一覧でそれらのノートが文字通り可視化できるようになります。気になるノートをクリックすれば中身が見られますし、ドラッグアンドドロップでノートを移動させればノートブック間の移動とタグの付け替えが同時にできるという優れものです。まさにEvernoteで状態・フェーズ管理をするのに打ってつけのサービスです。またKanbanoteはスマートフォンにはAndroidのみ対応しています。
これはEvernoteだけに限らず、様々なカレンダーサービスを集約して、まとめてくれるサービスです。例えばGoogleカレンダーやiCloudカレンダーなどのクラウドカレンダーサービスから、TwitterやLinkedIn、GitHub、Evernoteなどそれ以外のクラウドサービスまで多種多様な連携ができます。
Evernoteの場合には設定しているリマインダーがカレンダー上に表示されます。
例えば仕事のカレンダーとプライベートのカレンダーを分けている場合や、スケジュール管理はカレンダー、タスク管理はEvernote、というような使い方をしている場合、使い分けているとはいえ、やはり一覧で見たい時もあるかと思います。そんな時にこのSunriseが役に立ちます。Sunriseから各カレンダーを編集できますし、Evernoteのリマインダーノートの場合は、1クリックでEvernoteの画面に飛ぶことができます。スマートフォンにはiOS、Android両方に対応しています。
これらは、クラウドサービスとクラウドサービスの間に入って橋渡しをしてくれるハブサービスです。
簡単に言うと、片方のクラウドサービスで何かが起こった時に、もう片方のクラウドサービスに結果を自動で反映させることができます。「何か起こった時」をトリガー、「結果を反映」をアクションといいます。 例えばGmailにメールが来たら、Evernoteにノートを作成する、ということです。
IFTTTは100、Zapierは373ものクラウドサービスに対応しており、もちろんその中にEvernoteが含まれています。
Evernoteと連携させた場合にはこんなことができます。
などなど、ここでは説明しきれないぐらい多様な連携ができます。
そして細かく条件分岐ができるのも特徴で
例えばGmailに「指定したアドレスから」「添付ファイルのあるメールが来た時」にEvernoteの「メールというノートブック」に「添付というタグをつけて」保存する。といった細かい指定ができます。
IFTTTとZapierではできることにそれほど違いはありませんが、連携できるサービスの種類に違いがあります。また料金体系にも違いがありZapierには無料版と有料版があり、IFTTTは無料版のみになります。Zapierの方が連携できるサービスの種類は豊富ですが、無料版には5つの連携アクションまでしか作れず、また作動する回数は月に100回といった制限があります。Zapierでしかできないことや頻度の少ない連携アクションはZapierに任せて、頻度の高い連携アクションはIFTTTで行う、といった使い分けをするのがおすすめです。
以上、Evernoteと連携できるおすすめのクラウドサービスを4つ紹介しました。Evernoteは十分に便利なサービスですが、他のサービスとの連携でその便利さは2倍にも3倍にもなります。ぜひご活用ください。
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