何を?誰に向けて?サイトコンセプトを考えよう

ホームページを作る前に、最も重要と言えるのは「サイトコンセプト」を考えることではないでしょうか。デザインや全体のレイアウトなどももちろん使いやすい・見やすいホームページを作るために大切なことですが、「サイトコンセプト」を考えること、明確にすることはホームページを成功に導くための最重要ポイントです。
今回は何を、誰に向けて公開するホームページをつくるのか、そのサイトコンセプトについて考えていきましょう。

サイトコンセプトを考えることが、ホームページ作成の最優先事項!

ホームページを作るとき、制作会社に発注しデザインから作成まで任せてしまう、という企業が多いのではないでしょうか。これは正しい選択と言えます。デザインもサイト作成も、プロに任せてしまったほうが確実ですし、後から運用面でサポートしてもらえたり、何かと安心です。
問題はその発注の際。制作会社にどのような注文をするでしょう?

  • 同じような業種の企業サイトを見せ、「これと同じでいいです」
  • 見た目だけに注文をつけ「こんなデザインがいい」
  • とにかく物がないとよく分からないからサンプルデザインをください」
  • …みたいな注文をしていませんか?
    ヒアリングをきちんとしてくれない制作会社だと、言われるがままに見た目だけはちゃんとしたホームページを納品し、そもそも何のためのホームページを作るはずだったのかわからないまま…なんてことが少なくありません。
    あなたの会社のこと、業種のことについては、制作会社よりもあなたの方が詳しいはずです。誰の為のホームページなのか、ユーザーはどんな人を想定しているのか、ホームページは何のために作るのか、どんな効果を期待するのか、可能な限り具体的にし、制作会社に伝えましょう。もしくはサイトコンセプトから一緒に考え、アドバイスをしてくれる制作会社に依頼するといいですね。

    サイトコンセプトの考え方

    では、どのようにサイトコンセプトを考えていけばいいのでしょうか。サイトコンセプトを明確にするための手順をご紹介しましょう。

    1:目的

    ユーザーはホームページを訪問し「何を」するのでしょう?
    ユーザーは何らかの情報を得るために訪問しますよね。企業サイトであれば、会社や商品の情報、採用情報などが考えられます。ユーザーが何を求めてホームページを訪問するのか、お客様目線で考えてみましょう。

    2:意義

    「なぜ」ホームページを作る必要があるでしょう?
    もし全く同じ内容のホームページが既にあるなら、新たに作る必要はありませんよね。
    「なぜ」作りたいのか、そのホームページはどんな価値をユーザーに提供できるのか、考えてみましょう。

    3:誰が?

    これから作るホームページに訪問してくれるのは「誰」でしょうか?
    どんな人が閲覧してくれるホームページですか?ユーザーの性別、年齢、居住地…具体的に考えてみましょう。
    これはデザインにも関わってくる重要な項目です。年齢層が高めなら文字のサイズを大きくした方が良いですし、女性中心のユーザー層であれば、デザインも女性に好かれそうな色合いやレイアウトにしたいですよね。

    4:どうやって?

    ユーザーは「どうやって」ホームページに訪れるでしょうか?
    検索エンジンから、他のサイトのリンクから、名刺に書いてあるURLから、FacebookやtwitterなどSNSから…いろいろ考えられます。
    どうやってホームページに辿りつくかは、どうやって宣伝をすべきかにかかわる項目です。お客様の視点で想像してみましょう。

    5:いつ?

    ユーザーは「いつ」ホームページを利用するでしょう?単に時間帯、というだけでは想定しにくいかもしれませんが、例えばパン屋さんの企業サイトを作るとして、ユーザーはいつホームページを利用するでしょうか?商品について知りたいとき、店舗の住所が知りたいとき、連絡先の電話番号が必要なとき…いろいろ想像できますよね。

    6:どこで?

    ユーザーは「どこで」ホームページを利用するのでしょう?インターネットが使える場所であることがほとんどと考えられますが、もっと具体的に、例えば会社の机で、通勤中の電車内で、自宅で…サイトコンセプトを考えていくとユーザーの姿がだんだん明確になってきますね。

    サイトコンセプトをまとめよう

    6つの項目をご紹介しましたが、最後にはこれを一言でまとめてみましょう。短い文章にまとめることができれば、それは他の人に分かりやすく伝えることができるサイトコンセプトと言えるでしょう。
    サイトコンセプトが明確にまとまれば、それをデザインや構成に活かすことができます。
    例えば「10代~20代の学生層に向けたこだわりの雑貨を扱うショッピングサイト」というサイトコンセプトなら、パソコンだけでなくスマートフォンにも対応しよう、宣伝のためにLINEを使ってみよう、というように、どんなホームページが合っているかが分かりやすいですよね。

    まとめ

    ホームページを作るためにまずはサイトコンセプトを明確にする、その重要性をご理解いただけたでしょうか?
    面倒になって飛ばしてしまうような工程かもしれませんが、最初にじっくり考え決定することで、意義のあるホームページにすることができます。
    作っているうちに、ホームページを作ること自体が最終目標になってしまっていた、というケースも少なくありません。
    ホームページを作るには、まずはサイトコンセプトから、じっくりしっかり考えていきましょう。
    神戸のホームページ制作会社ユーシステムでは、デザインやホームページ制作だけでなく、サイトコンセプトやコンテンツを考えるところから、お手伝いさせていただきます。ぜひ一度お問い合わせください。

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