IoTという言葉を聞いたことがあっても、
具体的なことはよくわからない・・・といった方も多いのではないでしょうか。
今回はIoTについて紹介します。
IoTとは、モノがインターネットとつながり、情報をやり取りする仕組みのことです。
以前は、インターネットはパソコンから接続するものでした。最近では、スマートフォンやタブレットも当たり前のように接続されています。スマート家電と呼ばれるスマートフォンと繋げられる家電も登場しています。これにより、スマートフォンから家電の状況を知り、家電を操作することができます。
このように、IoTでモノがより高い価値やサービスを生み出すことができます。
次に、IoTでできることを紹介します。
IoTの機能は、3つに分けて考えることができます。今回は、テレビとスマートフォンを例に説明します。
人感センサーを搭載したテレビは、人を検知することができます。何人いるのか、何曜日の何時にいるのかといった多くの情報を取得できます。
テレビの持ち主は、外出先からスマホを通じて、テレビが点いているかどうかを確認することができます。つまり、テレビの人感センサーによって得た情報をスマホへ送っています。
テレビの周りに人がいないにも関わらず、テレビが点きっぱなしであると分析した場合には、テレビからスマホに「テレビを消し忘れていませんか」と連絡が送られます。つまり、テレビの電源と人感センサーの情報をもとに、テレビが自ら判断しています。
テレビが点きっぱなしのまま外出してしまったことに気づかされた持ち主は、外出先からスマホを操作してテレビを消すことができます。つまり、遠隔地からスマホでテレビの操作が可能です。
このように、テレビとスマートフォンというモノがインターネットで繋がることにより、たくさんの情報をモノとモノ、モノと人間とでやり取りをすることができます。
遠隔地であってもモノの状態を把握でき、操作することで、モノの利便性が向上します。
製造業であればIoTによって、工場の稼働状況を可視化することができます。無駄な工程を省き、適切な人員配置や、作業手順により業務を効率化することができます。
センサーから取得した膨大なデータは、分析することで様々なことが分かります。購入情報から気づけなかった消費者のニーズが判明したり、カメラの画像認識で購買行動の傾向を掴んだりと多くの情報を手にすることができます。これらから新たなビジネス機会を得ることができます。
今回は、IoTについて紹介しました。
人間の生活を豊かにしてくれるIoTですが、我々が活用して初めて意味があります。
これから新たなIoT製品が誕生し、生活はより便利になっていくでしょう。企業においても、IoTを活用した業務効率化や新規事業の開拓は、大きな可能性を秘めています。私たちは、IoTについての理解を深め、活用していく必要があります。
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