DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?

「DXって何だろう」
「ITのことはよくわからないし・・・」
「DX≒IT活用なんじゃないの?」

人手不足や生産性向上が、叫ばれて久しい時代。
DXは、そういった課題を解決します。

DXは、単なるIT活用ではなく、経営戦略の意味をもちます。
今よりもずっとお客様のために、社員のために、会社のためになる解決策です。

DXの事例を3つ紹介します。

<事例1>計器をIoT化し新規市場開拓/K社

課題:受注減少により、既存事業の延長で新規事業の開拓をすること
内容:従来の機械式圧力計を遠隔監視するシステムを開発しました。正確にリアルタイムで可視化できることはもちろん、既設のアナログ式計器を取り換える必要がありません。これまでは納入するところまででしたが、誰でも効率よく点検業務が行えるような計器となり、ビルメンテナンス事業の新規参入といえます。

加えて、呼吸筋力測定機器の開発で、医療機器事業の市場にも進出しています。

<事例2>事業を”下請け”から”元請け”主体へ/R社

課題:建築業界特有の工程を一元管理すること
内容:業務フローを自社に合わせてカスタマイズすることで、各自の売り上げや目標の可視化。従業員のやる気向上にも繋がりました。
加えて、発注を担当者個人の感覚から、システムで提出見積金額の承認を行い、稟議の流れを可視化しました。その結果、下請け業務が全体の70%を占めていたが、元請け98%へと変わり、受注額も大幅にアップしました。

売り上げや目標の可視化

<事例3> 中小企業が協力し大手・中堅金型メーカーの市場へ新規参入/U社

課題:仕事量が不安定で、零細化すること
内容:地域のメーカーを連携する「金型共同受注サービス」を開発しました。これは、システムで工場を可視化しつなげるものです。提携金型メーカーの製造設備にIoTデバイスを設置し、各メーカーの仕事量を可視化しました。受注した案件は、設備能力と仕事量に応じて最適な企業を選択できるようになりました。各社の得意分野を生かして新たな取引先を開拓し、仕事量を安定させることができました。

企業の連携で新規開拓

これにより、提携する金型メーカーは受注の機会が増え、売り上げがアップしました。さらに遠隔地のメーカーとも提携できています。

発注側にとっても、様々な種類の金型を一括で注文できますし、納期の短縮も期待できます。

DXとIT活用との違い

IT活用は、従来の業務の効率を向上すること自体を目的としていました。
DXとは、IT活用を手段として、組織や業務を大きく変えることです。
DXの目的は、企業に競争優位性を持たせることです。

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大により、企業においても、在宅勤務やテレワークが採用されています。Webミーティングをはじめとしたデジタル化は喫緊の課題となっています。部分的な生産性の向上だけでなく、業務やビジネスモデルを変化させるDXが必要です。

DXは、企業にこれからのデジタル社会の優位性と、競争に勝ち抜く力を持たせます。

しかし中小企業においては、IT担当者の不足も課題となっています。IT関連のお悩みがございましたら、ぜひ一度弊社にご相談ください。

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