生成AIの活用シリーズ第2弾は、[文章の添削]です。
部下や後輩が作成した文案を点検し、添削する……。このような業務を負担だと感じたことはありませんか?
今回は、生成AIに文章の添削をさせてみましょう。
部下が、新発売の家庭用刈払い機「ライトカッターX」(架空の商品です。)のPR文の案を上げてきました。
新発売の家庭用刈り払い機「ライトカッターX」は、軽量化と耐久性を両立した画期的な一台です。この製品を使って感じたことは、長時間の庭仕事が非常に快適になりました。従来の重い刈り払い機で苦労していた方も、この新製品なら簡単に作業をこなせます。さらに、高強度アルミ合金を採用し、耐久性も抜群。軽さと強さを兼ね備えた「ライトカッターX」をぜひお試しください。
こんな短い文章でも、いざ点検・添削するとなると大変です。
今回は、次のようなプロンプトにしてみました。
# 依頼: 次に挙げるPR文を添削してください。 # PR文: 新発売の家庭用刈り払い機「ライトカッターX」は、軽量化と耐久性を両立した画期的な一台です。この製品を使って感じたことは、長時間の庭仕事が非常に快適になりました。従来の重い刈り払い機で苦労していた方も、この新製品なら簡単に作業をこなせます。さらに、高強度アルミ合金を採用し、耐久性も抜群。軽さと強さを兼ね備えた「ライトカッターX」をぜひお試しください。 # 回答条件: - 修正する点については、どこをどう、なにゆえに修正したのか、明示してください。
ごく簡単なプロンプトです。
以下に、PR文の添削と修正理由を示します。
修正箇所1:
元文:
「この製品を使って感じたことは、長時間の庭仕事が非常に快適になりました。」
修正版:
「この製品を使うと、長時間の庭仕事が非常に快適に感じられます。」
修正理由:
「感じたことは」という体言が「快適になりました」という用言に続いており、文がねじれています。さらに、「感じたこと」という過去形が現在進行形のPR文の流れとそぐわないため、現在形で統一しました。
修正箇所2:
元文:
「従来の重い刈り払い機で苦労していた方も、この新製品なら簡単に作業をこなせます。」
修正版:
「従来の重い刈り払い機で苦労していた方にとっても、この新製品は簡単に作業をこなせる頼もしい存在です。」
修正理由:
「簡単に作業をこなせます」という表現は製品自体ではなく使用者を主語にしているため、少し曖昧です。製品を主語とすることで、より具体的にPR文の目的に沿った表現にしました。
〔中略〕修正版全体:
新発売の家庭用刈り払い機「ライトカッターX」は、軽量化と耐久性を両立した画期的な一台です。この製品を使うと、長時間の庭仕事が非常に快適に感じられます。従来の重い刈り払い機で苦労していた方にとっても、この新製品は簡単に作業をこなせる頼もしい存在です。さらに、高強度アルミ合金を採用し、耐久性も抜群。軽さと強さを兼ね備えた「ライトカッターX」、その性能をぜひ実感してください。
この添削では、文のねじれを解消しつつ、より訴求力のある表現に改めました。ご意見があればお聞かせください!
いかがでしょうか? ちょっと変なところ、不自然なところもありますが、なかなか本格的な回答だと思いませんか?
もちろん、最後はわれわれ人間がきちんと確認するようにしましょう!
ちなみに、変なところ、不自然なところについては、〝再質問〟することによってより良い回答になることが期待できます。
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